魚由来の人気成分!! 血液をサラサラ、脳を元気にする! DHA

第4章 DHAのその他の効果

現代人のさまざまな不調に効果が期待

DHAにはそのほかにもさまざまな効果があることがわかってきました。

近年増加傾向にあるアレルギー。わたしたちの体内には外部から異物(抗原=アレルゲン)が進入すると、抗体をつくって異物を攻撃し排除する防御機能が備わっています。けれどもこの防御反応が過剰になると、抗体自体が体に悪影響をおよぼすことがあります。ぜんそくや、花粉症、アトピー性皮膚炎などは、そのような体の過剰な防衛反応から起こるアレルギー性疾患です。

DHAにはプロスタグランジン、ロイコトリエンとPAF(パフ)というサイトカインの生産抑制効果があるという結果がでています。DHA含有の石鹸の使用で乾癬(かんせん)が改善したり、DHAの投与で花粉症が改善されたという報告もあります。DHAはアレルギーにも効果が期待されています。

また、DHAは視力の回復にも有効であるという実験結果がでています。網膜の脂肪には約50~60%のDHAが含まれています。視神経を通じて視覚情報を脳に伝える仕組みは脳の情報伝達の仕組みと同じです。DHAは血液網膜関門も通過できる物質ですから、ここでも直接網膜細胞をやわらかくする働きによって、網膜の反射機能を高めて、視力回復に役立つことが期待されています。

さらに、DHAにはストレスのかかる条件下で精神を安定に導く作用があると考えられています。DHAを日常的に摂っていると、敵意性や暴力性、うつ、不眠といったストレスに基づく諸症状がやわらぐことが、多くの研究で報告されています。そのメカニズムはまだよくわかっていませんが、おそらくDHAが感情のコントロールに関係している神経伝達物質のひとつであるセロトニンや、睡眠に関係するメラトニンの働きをよくするのではないかという説が有力視されています。

このように、日本人がかつて魚をたくさん食べていた時代にはあまりみられなかった体の不調に、DHAがとても有効であることがわかってきました。魚の摂取量が減っている現代人に不可欠な栄養素、それがDHAなのです。

花粉症の人、うつっぽい人、目がしょぼしょぼしている人をそれぞれ助けるDHAくん。