スーパーカロテノイド アスタキサンチン身体を守る赤いパワー

第4章 美容と健康をサポートするアスタキサンチン

血管を若返らせるアスタキサンチン

動脈硬化や糖尿病などを予防

血管内のLDLコレステロールを回収するHDLコレステロールと、血管の壁を修復するアディポネクチンがたくさんいる血管内。アスタキサンチンくんがパワーをだしてみんなを見守っている。

アスタキサンチンはお肌だけでなく体の中の老化も防いでくれます。動脈硬化を引き起こす直接的な原因である血中脂質の異常。悪玉とされているLDLコレステロールも本来は体に必要な栄養素のひとつですが、活性酸素によって酸化されると血管壁に蓄積されて、血管を硬く細くして老化させます。アスタキサンチンは強力な抗酸化作用で、まずLDLコレステロールが酸化されるのを防ぎます。

一方、血中脂質にはLDLコレステロールを回収する働きをするHDLコレステロールという善玉コレステロールがあります。動物を使った実験では、アスタキサンチンの投与でこの善玉コレステロールが増えたという報告があります。メタボリックシンドロームの予備軍の17名(22~65歳)にアスタキサンチンを3ヶ月摂ってもらった研究では、血管の傷を修復し、糖尿病や動脈硬化の予防に役立つ「アディポネクチン」というホルモンの分泌が増加したことが報告されています。

このように、アスタキサンチンは悪玉コレステロールが酸化されるのを防ぎ、善玉コレステロールを増やし、善玉物質であるアディポネクチンを増やすという、いくつもの効果で血液中の脂質異常を防ぎ血管の老化を抑制してくれるのです。

アスタキサンチンくんが膵臓にパワーを送っている

またアスタキサンチンは糖尿病にも効果があります。アスタキサンチンを糖尿病の症状がある肥満のマウスに与えた実験で血糖値が減少したという報告があります。このマウスの血中インスリン値を調べたところインスリンも増加していました。また、肥満で高血圧のラットにアスタキサンチンを投与した実験では、血糖値が下がっただけでなく、インスリンも効きやすくなったという効果が報告されています。

アスタキサンチンの抗酸化パワーが膵臓や細胞を活性酸素から守ることで、糖尿病の予防や改善が期待できます。