スーパーカロテノイド アスタキサンチン身体を守る赤いパワー

第1章 アスタキサンチンとは

活性酸素を消去する抗酸化成分

身体を守る抗酸化ネットワーク

活性酸素にはスーパーオキシドアニオンラジカル、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素など、いくつかの種類があります。例えば脂質が酸化される場合、ヒドロキシラジカルが脂質を攻撃して酸化すると脂質ペルオキシラジカルという物質に変化しますが、この脂質ペルオキシラジカルは隣の脂質を攻撃して過酸化脂質となります。このようにひとつの活性酸素がエンドレスな反応を引き起こし、大量の酸化物質を発生させるのです。

活性酸素を消去して物質が酸化されるのを抑制するのが「抗酸化物質」です。ひとつの抗酸化物質がすべての活性酸素を消去できるのではなく、活性酸素ごとに効果がある抗酸化物質が存在します。スーパーオキシドディスムターゼやカタラーゼなどの酵素、ビタミンE、ビタミンCなどが、それぞれが異なる活性酸素を消去し、体内で抗酸化ネットワークをつくって体を守っています。

カロテノイドの一種であるアスタキサンチンも抗酸化作用をもった物質ですが、抗酸化成分としてよく知られているビタミンEなどに比べて、はるかにすごいパワーを持っていることがわかったのです。

抗酸化ネットワーク

活性酸素と抗酸化ネットワーク

代表的な活性酸素の種類

スーパーオキシド 三大栄養素をエネルギーに変える時に発生する活性酸素
過酸化水素 スーパーオキシドが、SOD酵素に分解された後に生まれる活性酸素。
スーパーオキシドや金属元素と反応すると、ヒドロキシラジカルが生まれる。
ヒドロキシラジカル 毒性が最も強い活性酸素で、がんや生活習慣病、慢性疾患、老化の直接的な原因となっている。
一重項酸素 毒性の強い活性酸素。紫外線を繰り返し浴びていると、皮膚の細胞中に大量に発生し、皮膚がんを強力に促す。

出展:「美肌、目と脳を守るアスタキサンチン」(ハート出版)